桑折町商工会 石川智佐

入会日 平成12年7月
勤務先 桑折町商工会
役 職 主任主査(経営指導員)
氏 名 石川 智佐

1.商工会に入会したきっかけは?

 高校卒業後、民間の会社に勤めていましたが、結婚を機に退職。出産後、新たなチャレンジをしたいと考え、当時、募集していた大熊町商工会の採用試験を受験したことがきっかけです。高校で学んだ簿記や会計、情報処理の資格も活かせる仕事だと思いました。子育て中でしたが、先輩職員の支え・協力もあり、仕事と家庭の両立ができました。

2.日々どのような業務をしていますか?

 伊達郡(桑折町・国見町・川俣町)の主任広域経営指導員として、3町の会員事業所の売上アップを目指す業務を行っています。具体的には、セミナー(税務関係、HP作成支援等)の企画立案、販路開拓支援(商談会開催や事業計画作成等)、創業支援等に取り組んでいます。

3.商工会職員に求められる能力は何ですか?

 何事にも心から楽しむアクティブな感性が重要だと思います。仕事を通じていろいろな方との出会いがありますが、受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に人と繋がることが必要だと思います。また、人との会話の中で、自分なりの「気づき」が得られ、自分を客観的に捉える思考力や、相手の話に興味・関心を持つ共感力も大切です。

4.仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は?

 東日本大震災直後、将来の見通しが立たず途方にくれていた経営者を励まし、伴走支援を続けた結果、無事、事業再開を果たしたときに会員の方から「商工会に入っててよかった」と感謝の言葉をいただいた時、自然と涙があふれ、嬉しかったです。会員と信頼関係を築き、「相談するなら石川さんしかいない!」と言われた時も商工会職員冥利につきるなと実感しております。

5.仕事をするうえで大切にしていることは?

 会員さんは、貴重な時間を割いて相談されるため、ポイントをおさえて簡潔かつ短時間で説明することを心掛けています。また、業務スケジュールの管理をしっかり行い、責任を持って着実に業務遂行できるよう工夫しています。さらに、プライベート時間の充実が仕事の効率性にも影響を与えるため、オン・オフの切り替えも大切にしています。

6.未来の後輩へのメッセージ

 商工会の仕事は経営支援業務を通して、企業経営に関わることができる大変、やりがいと緊張感がある職場です。初めは不安が多いかと思いますが、商工会では一人で抱え込まずに、先輩職員に相談し、チームワークで解決に導く組織づくりが構築されておりますので、何も心配せず、ともに自己研鑽を図りながら、企業の成長を応援していきましょう!

7.1日の業務の流れ

05:30 起床
08:15 出勤・事務所内清掃・予定確認
08:30 業務開始、職員ミーティング
09:00 巡回訪問先へのアポイントメント・個別相談会参加事業所の事前準備
09:30 移動
10:00 桑折町内事業所を巡回訪問
11:30 桑折町役場へ補助金要望書提出
12:00 昼食
13:00 専門家との打ち合わせ
13:30 事業計画作成個別相談会
15:45 移動
16:00 桑折町内会員事業所訪問
17:00 移動
17:30 業務メール確認・回覧文書確認
18:00 退勤
18:30 帰宅
24:00 就寝